2012年11月30日金曜日

出て行きましょう!


昨日、今日と二日連続で、家の近くの居酒屋に。
昨日初めて知り合いのお姉さん連れて行っていただいたのだが、おいしかったので今日の夕食も。
バイトの後に行ったから、そもそもが遅かったのだけれど、閉店までいた。

たまたま偶然だけれど、お世話になっていた整骨院の院長さんもいらしていた。
飲んで行く中で、勇気をもらった。
「もし自分の息子が、君と同じ状況だとして、周りの人が納得するくらい笑えているんだったら、いいと思う。」
すごくありがたかった。またがんばろうと思えた。
院長、近いうちに治療に伺います!

そして、お客さんが自分ともう一人になった後は大将とお話をさせていただけた。
ものすごく勉強になった。
やはりどんな規模であれ、経営者としてしっかり歩いている方の言葉は重たい。
大変勉強になった。
俺の夢を語った。大将の夢を聞いた。
近い将来、大将の夢を実現するための仲間になれたら。。。
こんなすてきな事はないと思う。
自分はそのときのために、頑張るしかないのだ。

出て行けば、面白い方はどんなところにでもいるのだ。
そういう方のお手伝いを出来れば。それを仕事にして行ければ、どんなに素敵な事だろうか。
大将は、自分の幸せだけでなく、地域の幸せを見ていた。
その気持ちがとても大事なんだと思う。
「自分の欲に走ったらダメだ。」
なるほど、そうかもしれない。
見返りでなく、人の事を考えるから、人がついてきて、大きなうねりを生み出すのだろう。
大将にも、やはり勇気をもらった。
「たぶん兄さんの行っている道は、正しいよ。」
この後の自分の動きで正しかった事を証明するしかないのだ。
そして、そのとき、また新しい夢を持って歩いて行くしかない。
夢追いのバカと言われてもいい。
自分の行動で、正しいと証明していこうじゃないか。

大将、ごちそうさまでした。
また寄らしてもらいます!!

2012年11月27日火曜日

坂口恭平 新政府展@ワタリウム

日曜日に渋谷に行ったついでに、青山のワタリウム美術館へ。



ワタリウム美術館
・建築家マリオ・ポッタの建築彫刻美術館
・1990年開館
・コンテンポラリーアートの発展に国際的に貢献しているアーティストの参加を実現
・国際的アートにおける日本の位置の再検討を迫る場
(ワタリウム美術館HPより URL: http://www.watarium.co.jp/museumcontents.html

今更ながら、初めて訪れた。
外観とは裏腹に?内装はひっそりとしたアトリエ風でちょうどいい距離感だった。
美術館に多い広い部屋に作品があるタイプは、身体感覚から逸脱していて、自分にとって、あまり居心地がよくないだけによかった。
吹き抜けも狭い中に空間の伸びやかさを感じられた。
ただ、トイレはあまりきれいでなかったよう(同行者談)


展示は、ザ・坂口ワールド。
4階の壁にかかれたフローチャートはすごく良かった。
初めての人には、彼の膨大な思考が感じ取れる、いい展示だと思う。

坂口さんの感じていらっしゃる疑問は、自分もずっと感じていたことだった。
・建築は余っているのに、なぜ建て続けるのか。
・なぜ大金をはたいたにもかかわらず、土地の所有はできないのか
などは、自分が研究室に進んで行く指針になった想いだった。
しかし、僕は悩んで悩んで、ただそれだけだった。
そんな疑問を、アートとして昇華させて活動されている彼には学ぶところが多い。
6月に、「独立国家の作り方」出版記念パーテイーでその想いを告げた僕に対する彼の言葉が忘れられない。
「疑問を持つ事は大事だ。まずは、俺がどうやって進んで行くのかよく見ておけよ。」
これは、
「疑問を持っている。そして、坂口さんがやっているから僕はさらに先へ行かないといけないんですよ。」
と言った僕に対する応えだった。
二人とも明け方で酔っぱらっていたから、少し違うかもしれないけれど(笑)
しかし、僕はずっと見ている。そして、動きだした。
自分にできる事を着実に一歩ずつ。
今も建てる事には疑問を抱いている。
しかし、都市に積層する問題を洗い出し、自分のソリューションを考えている。
こうして動き続けていれば、また彼といつか出逢うはずだ。
そのときに、しっかりお話できるように、進んで行かなければいけないと思う。
そういう意味で、またやる気を頂けた。

展示は、今やっているのは「過去編」。
この後で、「未来編」がある。
チケットは入国パスポート。何度でも使える。
何度でも足を運ぼう。そして、たくさん吸収しよう。
そして、消化してアウトプットできるようにがんばろう。


2012年11月26日月曜日

d47食堂

今日は、やっと渋谷ヒカリエ d47食堂に。

すごくちゃんと食事をした。
テーブル、椅子、お盆、食器、食材…。
すべてが生きていて、作り手の魂というか息遣い、緊張感が感じられるようで、改めて食育されてる気分になった。
ちゃんと噛んで味わう。
当たり前のことではあるけれど、それを意識させてもらった。
正直、昼食で1500円は、学生にはかなりキツい額ではあるけれど、それだけの価値はあると思った。
1000円で普通にレストランで食事をすることを思えば、妥当なのかもしれないと。

自分たちの生活には、誰かが作ったり、デザインしたものが溢れている。
その一つ一つが、もし「こんなもんでいいや」で作られていたのなら、生活も「こんなもんで」になるのではないだろうか。作り手になろうとする私は、妥協をしてばかりいたのではないか。デザインを勘違いしていたのではないか。

ちゃんとしたものは、値が張るし、大量には生産できないかもしれない。しかし、手入れを施せば一生ものになるかもしれない。
ファスト化した現代において、私たちは今一度考える必要があるのではないだろうか。

日本にも素晴らしいものはたくさんある。
知らないだけだ。
例えば、カリモクの椅子は、座面が低くて日本人の身体に合っている。
何も北欧デザインだけがデザインではないのだ。知る機会を多く持って、本当に自分に合うものを見つければいい。

日本人は、もっと日本人になるべきだと思う。